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所有者不明の土地問題|3億円の埼玉県ボロ物件が放置されている理由

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さいたま市大宮区3億円の価値がるボロ物件

 

昨日テレビで、「土地の価値3億円の建物が放置されている空き家問題」が取り上げられていました。

 

衝撃的で興味深い内容でしたので、今回この記事を書きました。

 

 

土地価格3億円、時価5億円の建物

 

今回スポットライトを浴びたのは、埼玉県さいたま市大宮区の物件。

 

大宮駅から比較的近いエリアです。

 

その物件は大きな幹線道路に面しており、人の通りが多い場所。

 

この条件だけ見ていると土地価格が3億円の理由について納得できるような気がしますが、実はこの物件「だれも住んでいないボロボロの廃墟」

 

ここで誰もがある疑問を思い浮かべるはず。

 

売ったら3億円以上のお金が入ってくるのに、なぜ土地の持ち主はこの土地を売らないんだろう?

 

わたしも同じことを思いました。

 

ではなぜ廃墟のまま一等地に残っているのか?

 

そこには「ボロ物件を売りたくても売れない理由」があるからです。

 

近所住民の声

 

ボロ物件の近くにはマンションなどの住宅があります。

 

その住民からはこんな声が上がってます。

 

ネズミなどが出て衛生的に良くない。早くこの建物を取り壊してほしい

 

屋根が剥がれている状態で、もし人に当たったらとても危険

 

夜にその建物の前を通るのが怖い

 

わたしも家の近くにボロ物件があったら、同じようなことを言っていると思います。

 

この建物の外周にはさいたま市役所が設置したフェンスが覆われていますが、近隣の住民は一刻も早く取り壊してほしいと願っているのが現状です。

 

ボロ物件が放置されている理由

 

この物件の所有者は、今から120年前に住んでいた人。

 

つまり120年前から名義変更をされていない土地になります。

 

所有者が亡くなっているため、売りたくても売れない土地になっているわけです。

 

これは『所有者不明の土地』と呼ばれています。

 

家の所有権というのは相続によって引き継がれていきます。

 

土地や建物の所有者やその住所、またその物件の権利関係は『登記簿謄本』に記載します。

 

今回のボロ物件の場合、この『登記簿謄本』の所有者は120年以上前に住んでいた人になってます。

 

その所有者が亡くなった場合土地や建物の所有権は相続の権利を持つ人になります。

 

相続の権利が30~40人?

 

今回のボロ物件の場合、120年前の所有者に子供がいて、今現在では3世代にまで広がっています。

 

相続の権利を持つ人が30~40人に広がってしまったわけです。

 

これだけ相続人がいれば、仮に3億円で売れても誰がいくらもらうか絶対決まらないですよね。

 

これが「ボロ物件で土地3億円の価値もあるのに売れない理由」です。

 

所有者不明の土地問題

 

いま日本では、この『所有者不明の土地問題』が深刻になってます。

 

日本全国の土地のうち、16.9%の土地がこの所有者不明の土地といわれています。

 

これは九州の土地面積を上回る広さです。

 

なぜこのような所有者不明の土地問題が発生するのか?

 

1つの原因に「日本の相続税の高さや複雑さ」があげられます。

 

世界では相続税がかからない国がある一方、日本の相続税最高税率は55%と財産の半分以上を国にもっていかれます。

 

「手続きが複雑で、相続税も高いから・・・」

 

このような理由で、所有権が放置されている建物が少なからずあります。

 

今回の3億円の価値があるボロ物件もこちらに該当します。

 

2019年6月から法律改正

 

『所有者不明の土地問題』を解決するために行政が法律を改正しました。

 

その内容は、現所有者不明の土地について、都道府県知事の判断で最長10年間の「利用権」を設定することができ、公園や仮説道路、公園や図書館などの公益目的に限って利用すること可能にするものです。

 

ただ期間は10年間使用と限定されています。

 

またその期間中に所有者が見つかると、更地にして返還しなければいけません。

 

今回の法改正で『所有者不明の土地問題』はすこしは改善されるはずですが、解決策にはならなさそうです。

 

昨日テレビを見ていたらこの『所有者不明の土地問題』がやっており、個人的に興味があるテーマでしたのでこの記事を書きました。

 

ではでは